ワークショップレビュー 講師:笹口悦民
こんにちは、キートンです。
先月1日、つまり元旦ですが、師匠と写真旅行に行ってまいりました。
目的地は、元旦でも開館していた箱根写真美術館です。
ディテールまでこだわったギャラリーで美しい富士の写真を鑑賞し、
併設カフェで美味しいランチを頂きました。
そのあとは周辺を散策しつつ、写真を撮ったりおやつを食べたり。
贅沢な元旦となり、それだけでも大変満足だったのですが、
折角なので箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUMにも立ち寄ろうということになりました。
そこで開催中だったのが、笹口悦民氏の写真展です。
衝撃的でした。
ただ、ただ、かっこいい。
その一言に尽きます。
風景やオブジェ、ポートレートといろいろですが、
その全てがドラマティック。非日常。
帰宅後、グーグル先生に尋ねてみると、やっぱりすごい人でした。
Sasaguchi.com of sasaguchi photo
そして同氏によるワークショップが開催されているとの情報が!
著名なカメラマンに直接指導を受けられ、
かつリーズナブルな参加料、更にCFカードとおやつ付き・・・だって?!
参加しない手はありません。
新年早々のご縁に感謝。
*
そして本日がそのワークショップでございました。
学んだことの要点を簡単にまとめたいと思います。
と、その前に、キートンのレベルを公開いたしますと、
・一眼レフ歴1年半
・ネットや写真雑誌で得た入門レベルの知識
・本格的な勉強をしたことはない
・師匠の見よう見まね、たまにアドバイスをもらう程度
下記、キートンの覚書になってしまいますが、
同じようなレベルの方は、ご参考くださいませ。
何言ってるかよくわからない、もしくはそんなの当たり前、
と感じる方は申し訳ありません。
- 設定
保存形式・・・RAW & JPEG(Mサイズ)
ピクチャースタイル・・・ニュートラル
色空間・・・AdobeRGB(Photoshopやプリンタの設定も統一する)
ISO・・・デフォルト200、100〜800で調節
RAWで撮るべきなのは承知していたのですが、その重いこと。
そしてPhotoshop未経験の私は編集ノータッチ・・・。
越えるべき壁は、そこにある。
ISOの範囲の狭さにはちょっとびっくりしました。
RAWで現像するのであれば、そもそもISOは関係ないとのこと。
ところで私はISOのことをアイエスオーと呼んでいますが、
アシスタントらしきスタッフの方が、イソと言っていました。
どちらでもいいのかな?
- 構図
①配置の黄金比
2つの正方形の端と端が重なっているような縦線と、
それぞれ角の対角線を画角の中で意識する。
線の交わる点に被写体を持ってくると収まりが良くなる。
うまく撮れた気がする、
という写真は確かになんとなくこんな配置になってる気がする。
(自信なし)
②立体感
前景・中景・後景の3つの要素を入れると奥行き感が出る。
キートンの写真フォルダには、残念感漂よう平面的な写真が多数。
以後、意識していきたいと思います。
③アングル
客観的に見せるなら床上90cm、水平アングル。
かっこいい、大きい、パワフル感を出すなら下からのアングル。
弱い、可愛い、守ってあげたい感を出すなら上からのアングル。
- ライティング
順光・・・平面的。
サイド光・・・コントラストができ、立体的。重厚感が出る。
逆光・・・露出を被写体に合わせれば、柔らかく優しい印象なので、女性のポートレートにおすすめ。
露出を背景に合わせて被写体を暗くすれば、力強い印象で男性のポートレートにおすすめ。
RAW現像についても触れましたが、
PSを使えないキートンは(?_?)でした。
とりあえず、ヒストグラムの両端の山をなめらかにする!
ということだけメモっておきます。
これを機に、PSの勉強します・・・。
以上を踏まえて実技で撮った写真を、恥を忍んで掲載いたします。
Canon EOS 5D MarkII 単焦点40mm f2.8 1/1000 ISO200
「マグカップを撮りたかったのかな?」
というツッコミを笹口氏よりいただきました。
ち、違うんです・・・。手前のやつです。
マグカップの上の柄と、お菓子の一部、ピンが2ヶ所に来ちゃってます。
敗因は角度でしょうか。
意識したつもりなのに、配置もオカシイです。
頭でわかっていても、実践は難しい!
でも、闇雲に「それっぽく」撮るのではなく、
どんなことを意識すれば良いのかがわかったのは大きな前進です。
基本で重要ながら、素人にはわからないことをたくさん学べました。
丁寧にわかりやすく教えてくださった笹口氏に感謝いたします。
気さくでユーモアのある方でした。
最後にご本人の解説付きで写真展を見て回れたのも楽しかったです。
上記以外にもたくさん学ぶことがありましたし、
第一線で活躍されているカメラマン様とお話しできて、何より刺激になりました。
総じて大変価値のあるワークショップでした。
それでは、キートンの今後に乞うご期待。
\(^o^)/